まだまだ役割は終わらない

ハンココンピュータやそれに関連するセキュリティの技術が発達してきた現代において、私達の身分を証明する点に関しては、より高度なものが用いられ、それが信頼性の高い認証方法として用いられるようになりました。検問所をいわゆる『顔パス』で通れるような時代では無くなり、もし身分を詐称しようとしてもすぐにそれが判明してしまうような、そのくらい正確な認証ができるようになりました。もちろんそれも完全ではありませんが、本人確認に関しては昔と全く異なった認識となっています。その流れで、一部の人からはそもそも『はんこ』のようなものは必要なのか、という声が上がることがあります。確かに、他の本人確認の方法に比べてもはんこ自体はどちらかというと複製しやすいものですし、落としてしまうこともあります。

しかし、私達がはんこを主に使っている場面と言えば、果たしてそれを『本人確認』のために用いている時でしょうか。いいえ、私達がそれをメインとして用いるのは、本人確認+α…この『+α』の部分で、はんこを用いています。それはどちらかというと、自分が『自分であることを認める(責任を持つ)』ことを表しています。ですから未だにはんこは必要なものであり、これからも使われていくと思われます。